米国のギャンブル依存は「制御不能」、賭博市場の急成長に政策専門家が警告
要約
米国のギャンブル依存は制御不能な状態にあり、オンラインギャンブル、スポーツベッティング、予測市場の急拡大に対して公衆衛生上の対応が不可欠であると、Public Health Advocacy Institute(PHAI)のギャンブル政策ディレクターであるHarry Levant氏が指摘しています。Levant氏と、かつてたばこ大手に対する訴訟を主導したRichard Daynard氏が率いる非営利団体PHAIは、アルコールやたばこの規制に倣ったより強力な規制を提唱するため、ボストンで専門家を集めています。2018年に米国最高裁が連邦レベルでのスポーツベッティング禁止令を解除して以降、39州とワシントンD.C.でスポーツベッティングが合法化され、予測市場も人気を集めて連邦商品先物取引委員会(CFTC)の管轄下で18歳以上の利用を認める形で展開されています。医療関係者や支援団体、世論調査の結果から、依存症への懸念が高まり、より強力な連邦レベルの監督を支持する動きが出ています。今後の議論では、マーケティング制限やAIを用いたプレイヤー追跡の制限などを盛り込んだ「Safe Bet Act」などの立法動向や、米国、オーストラリア、英国の専門家による公衆衛生アプローチが共有されます。Levant氏は現在を重要な岐路と捉え、このイベントはギャンブルそのものに反対するものではなく、オンラインギャンブルの規制緩和による危険性を示し、実効性のある解決策を提示するための公衆衛生に寄与するシンポジウムであると説明しています。
(出典:The Guardian)