CBRE:衛星カジノ閉鎖が利益率を圧迫、SJMが人員を10%削減
要約
SJM Holdingsは7か月間で人員を10%削減し、さらなるコスト削減を進めている。衛星カジノの閉鎖が利益率圧迫を続け、マカオのオペレーターによる負債削減の取り組みを複雑化させているためだ、とCBRE Equity Researchは指摘している。SJMは2025年の閉鎖以前、マカオの衛星カジノ11軒中9軒を運営しており、衛星カジノモデル終了の影響を最も受けた concessionaireとして認識されている。6月30日に終了した半年間で、SJMは2026年上半年に2億9500万香港ドル(3760万米ドル)の純損失を報告し、グループ全体の総ゲーミング収益は前年同期比18.5%減の121億香港ドル(15億4000万米ドル)だった。
Daisy Ho SJM Holdings会長は、2026年上半期を、グループがポートフォリオ全体の直接運営を引き受けたことによる大きな構造的転換の完了と説明した。SJMの第2四半期EBITDAは前年同期比13.9%増の7億8300万香港ドルとなったが、CBREは、この増加は基礎となる業績の強化ではなく、カジノホールド率の比較が容易だったことによるものだと指摘した。SJMは第2四半期にマカオの総ゲーミング収益市場の10%を獲得し、前年比2.5ポイント上昇した。VIPホールド率の好転も一因となった。シェアは6月に10.8%に上昇し、2025年10月の衛星カジノ閉鎖完了以来の最高月間水準となった。
旗艦物件のGrand Lisboaでは、調整後EBITDAが2.9%増の4億3400万香港ドルとなり、総ゲーミング収益は7.5%増加した。しかし、コタイのGrand Lisboa Palaceはマス市場での確固たる地位をまだ確立しておらず、第2四半期の収益成長は不安定なVIP事業のみで牽引された。マスゲーミングフロアの大幅な改装が進められており、2027年上半期の完了が見込まれている。CBREはSJM株の「ホールド」評価を維持したが、目標株価を2.50香港ドルから1.50香港ドルに引き下げ、旧衛星カジノ事業からの収益喪失の克服がいかに困難であるかを指摘した。
(出典:Macau Daily Times)