最近のスポーツ賭博の急増はアメリカの帝国衰退の別の兆候か?
要約
本記事は2018年に最高裁判所がスポーツ賭博の合法化を許可して以来、アメリカで急速に拡大したスポーツ賭博の経済的・社会的影響について論じている。2026年ワールドカップでは世界的に500億ドル以上の賭け金が動き、アメリカ国内のモバイル賭博も急増した。合法化により年間1650億ドルの賭け金が動き、160億ドルの損失が発生し、これは映画や音楽、美術館の収益を上回っている。研究によると、賭博は個人の貯蓄を減少させ、クレジット不履行を増加させ、低所得層に特に深刻な影響を及ぼしている。著者はこれをアメリカの帝国衰退と関連付け、ロシアの1990年代の衰亡と比較しながら、弱者を搾取する政策を批判している。また、トランプやバーフェットといった政治家やビジネスリーダーの役割、予測市場の拡大、規制上の課題についても言及している。著者はスポーツ賭博の一般化が体制的な衰退とエリートの搾取を反映していると主張している。
(出典:Naked Capitalism)