ドルの未来に賭ける
要約
第二次世界大戦後、米ドルは世界の基軸通貨としての地位を確立し、米国債の安全性が認識されることで、米国政府は低い金利で借り入れが可能になりました。しかし、この優位性は、米国の政治家や政策立案者の間で、増大する経常収支赤字と財政赤字に対する懸念の欠如を助長してきました。2008年の世界金融危機後、米連邦準備制度理事会が長期間にわたって低金利政策を維持したことで、この問題は悪化し、米国経済成長が政府債務の金利よりも常に高くなるとの想定につながりました。議会予算局(CBO)は、国の債務が大幅に増加したにもかかわらず、2021年の政府の純金利支出は20年前よりもGDPに占める割合が低かったと指摘しており、この状況の長期的な持続可能性に対する楽観的な見方を助長する可能性があります。
(出典:The Japan Times)